大阪の口腔外科/顎関節症
北浜の歯科/歯医者 もりさきデンタルクリニック 乳幼児のお口の発達について

生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルク、食べ物を口から取り込むことによって日々成長していきます。身体の成長だけでなく、笑ったり、話しかけに反応したりと心も発達していきます。

新生児期

生後3時間で大きな音を聞く。泣くのみ。
原始反射(探索反射、口唇反射、吸綴反射)がある。


3ヶ月

首がすわる。よく笑う。他人と母親がわかる。
玩具をもてあそぶ。指しゃぶりや玩具なめをよくする。


6ヶ月

寝返りをする。支えると座る。怒りを現す。自分の名を呼ばれて反応する。原始反射が消失し始める。口唇を閉じて食べ物を取り込む。
→この時期、歯ブラシの感触に慣らせるために、歯ブラシを持たせてカミカミさせてもよい。


8、9ヶ月

這う。つかまり立ち。人見知りの傾向が強くなる。舌と上あごで食べ物をすりつぶす。


10、11ヶ月

つたい歩き。最初の片言をいう。舌と上あごでつぶせないものは歯ぐきでつぶす。手づかみで食べる。
→この時期、上の前歯が萌出していれば仕上げ磨きを始める。


1歳

ひとり歩き。言葉を覚え始める。恐れ、怒り、快・不快、興奮、愛情などが表れる。排便を知らせる。


1歳6ヶ月

歩行は完成し、自由に歩き、走る。スプーン使用。一人で着衣を脱ごうとする。「自立」が芽生える。
→この時期、仕上げ磨きを嫌がる。自分で歯を磨こうとする。


2歳

転ばずに走る。両親からの分離に不安を示す。自己主張が強くなる。情緒の発達から最も扱いにくい時期。


4歳

スキップができるようになる。発音の幼児性を脱却する。一番恐怖心が強くなる年齢。 視覚的な恐れから自己暗示にかかる傾向が強い。衣服の着脱ができるようになる。反抗性弱くなる。


5歳

片足立ちができる。文章形の言葉で会話が可能。新しい経験に対して恐怖を感じることが少なくなる。
→歯科治療のために親から離れることに恐怖を感じなくなる時期である。


6歳

箸の持ち方が上手になる。経験の内容によっては不安や恐怖の増す時期でもある。
→歯磨きが自分だけで上手にできるようになる。
(6歳臼歯が萌出してくる時期である。乳歯列は上手に磨けるが、6歳臼歯は磨けないことが多く、 仕上げ磨きは6歳臼歯の萌出後、2~3年は継続して行う方が望ましい。)


注)乳幼児の成長発達は、一様ではなく個人差も大きい。


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